残酷な現場監督の報告書

ハースストーンに関係ありそうななさそうなこと書いていきます。

手書きデッキトラッカーを作ってみた:残酷な現場監督の自由研究

どうもTA2と申します。今回は夏休みの自由研究的な企画で、ハースストーンをプレイする際に見かけるデッキトラッカーを作ってみました。A4ノートとスマホ、簡単な工具だけで作成可能なので、パソコンなんて買ってもらえない・゜・(つД`)・゜・という若いプレーヤーや、スマホでハースストーンをプレイして荒れているお子さんを持つ親御さんあたりに見てもらえれば幸いです。

まずは完成品を見ていただきましょう。

何やら怪しいノートですね。こんなものがトラッカーとして機能するのか、順を追って説明しましょう。

 

 

 

デッキトラッカーとは

ざっくり説明すると、自分が山札の中から既に何を引いているか、逆に言えば何が山札に何が残っているのか確認出来るツールです。

 上記の写真の右側に自分の山札、左側に相手の使ったカードが表示されます。他にも戦績管理、拡張して自分のプレイを振り返ることが事が出来る等、魅力的な機能がめじろおしです。ちなみに私のプレイ画像ではありません。終わりの方に触れておきます。

賛否両論あるそうですが、使用を禁じられるルールでプレイする選手でなければ積極的に使うべきと私は考えます。何よりの理由は、使っている者とそうで無いものとでどちらにアドバンテージがあるかと言えば前者だからです。相手の切った全体除去が何枚目だったけ?なんて下らないことに脳みそを働かせる必要は無くなり、相手を打ち倒すことに集中出来るんですよ、有利じゃない訳がない。ここまで言うと私がデッキトラッカー信者のように思われるでしょうが、真逆です。自分のデッキぐらい把握しろというスタンスの人間です。もちろん数えきれないほどのミスをしてきて、「トラッカーさえあれば逆に勝っていたぞ!?」という場面も振り返るとたまーにあります。

ここまで便利とまではいきませんが、せめて自分の山札管理だけでも出来るようにしようというのが今回の手書きデッキトラッカーの狙いです。

作り方

準備するもの:ノート:私がA4を好んで使用するだけでB5でも問題ありません。

スマホ:使いたいデッキを表示するために使用する。

ボールペン:トラッカー本体として書き込むものは、にじんだり、手を載せて字がかすれないようにボールペンもしくは油性ペンを使用しましょう。誤字に気を付けるなら適宜修正液などを用意してください。

カッター:作成の要。まっすぐに切りたいので出来ればハサミではなくカッターを使いたいところ。カッターマットも定規も使わずにある程度まっすぐに切れるので親御さんも安心してください。

 

手順①:デッキ画像を用意する

ハースストーンのデッキ画面を見ればいいんじゃないの?との声が上がりそうですが、この先の手順で手間が掛かるので準備しておいた方がストレスフリーです。ここではhoge(@hs_hoge)さんの立ち上げた「はすいん!」を使用します。

 

www.hearthstone-info.com

ここでは、ハースストーンのゲーム内で得たデッキコードを使用してデッキに使われているカードのリストを画像化することが出来ます。これによりハースストーンを起動してなくてもデッキに使用しているカードを見ることが可能になります。

 まずはハースストーンのコレクション画面から画像内緑枠のボタンを押してデッキコードを取得します。

 

はすいん!に入ります。上記埋め込みボタンからページに移動出来ます。

画像の手順に沿ってデッキコードを貼り付け→画像の作成を行います。

出来た画像を保存します。iPhoneSafariならページ下部にオプションが表示されるので、そこで「画像の保存」を選択するのが分かりやすいかと思います。

完成!

 

手順②:デッキリストを紙に書き込む

ノートを1枚切りデッキリスト書き込みます。この時けっこう時間が掛かるので、ハースストーンをいちいち起動するよりは画像を見ながら書き写した方が早いのです。また、デッキを紹介しているサイトを見ながら書き込むのも良いでしょう。

書き込んだデッキリストをカッターで短冊のように切ります。画像のように折ったところにカッターを入れることでカッターマットも定規も要りません。全国のわんぱく小僧の親御さん、これで絆創膏の消費量と床の傷を減らせますよ!

 

手順③:合体

いよいよ本体の完成です。短冊の上側を折ってノートに挟むだけ。簡単!

あらかじめノートに線を引いておくと使いやすい。目安は2~3文字分。

完成!

 

使い方

上側に対戦相手のヒーロー、先手後手を書き込みます。

マリガンで引いたカードに横線を引き、キープしたらチェック。新たに引き込んだカードにもチェック。

引いたターン数を書き込むのも良いですが、今山札に何が残っているかを把握したいので出来るだけ簡素化しましょう。数字を気にするとその分、脳みそを使うのでおすすめしません。

1戦終わったら右にずらして新たな試合の記録を取りましょう。下側に対戦のメモを取ると良いでしょう。私はハースストーンを始めてから2年ほど経ちますが下画像のような方法でノートに記録し週に一度、使用したデッキ毎に戦績をまとめて振り返っていました。今は集計出来るアプリも無料で良いものが出ているので探してみると良いでしょう。

記録方法に関しては、こちらの記事を参考にしています。

ハースストーン練習法@感想戦 - すべ半Hearthstone

注意点

この手書きトラッカー、デッキリストが試合中に書き換えることが困難、というより出来ないのでベネディクトゥス大司教学術スパイといった山札にカードを新しく追加する効果には対応しきれません。その他の山札に対象のカードを入れる系統のカードは、気合いで対応可能です。先遣隊長エリーズのウンゴロパックや大逆の刃キングスベインは山札に入れるカードが特定されているので容易です。ファルドライ・ストライダの蜘蛛も入れた枚数、引いた枚数をその都度下のスペースにでも書き込めば対応可能です(かなり大変ですが...)。心霊絶叫は厳しいですが、相手が感謝している隙にでも埋められたカードを行動ログを見ながら書き出しましょう。

 

終わりに

まあつらつらと書きましたが真面目にやりすぎる必要はないと考えています。ちょっとずつ使いながら、リーサルに関わる場面でのドロー時に何が残っていて、それを引くことに賭けるか否かを判断する助けとなれば儲けもの程度のものです。デッキや引いたカードを覚えているのに越したことは無いのでしょうが、人間の脳みそなんてたかが知れているので、出来れば難解なリーサルパズルを解く方に力を使って頂きたいたいとの思いから作成しました。Twitterやブログのコメントで使用感や改善案を頂けると尚のこと嬉しいです。

今回作成、ブログ執筆にあたって、hogeさん、youhit(@youhit0522)さん、天野さとし(@ten_amns)さんのサイトや画像を拝借しました。この場を借りてお礼を申し上げます。